『松本かつぢ』のHPをリニューアルする以前の掲示板に、
『かつぢ装丁集』と言う貴重な資料を、ある方から(msion様)投稿して頂いていました!

其れを少しずつこのブログでも御紹介していましたが、
もっと、まとめて御紹介出来ない物かと、、考えておりました所、
この度、ウェヴアルバムで公開する事が出来る様になりました。
この様に完全な形で皆様に御紹介出来る事、大変嬉しく思っております。
又御投稿頂きました(msion様)には心より感謝いたします。
この機会に沢山の方々にご覧頂けたらと、、願っております。
尚、かつぢの公式HPからもご覧頂ける様に準備しておりますので、
もう暫くお待ち下さい。
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テーマ:文学・小説 - ジャンル:小説・文学
- 2008/06/02(月) 09:53:40|
- かつぢ装丁集より
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久しぶりに かつぢ装丁集の続きをお送りしましょう。
msion 投稿日:2006年12月 3日(日)
「モダン小公女」偕成社 昭和23年8月発行。
由利聖子は戦前の「少女の友」に永年(微笑小説)を書き続けた作家です。
角書き通り、微笑ましく上品な良質のユーモア小説でしたが、
昭和18年だったでしょうか、若くして亡くなりました。

msion 投稿日:2006年12月 6日(水)
「チビ君物語」由利聖子作 東和社 昭和24年12月発行
由利聖子さんの挿絵はこの頃描いて作品の中でも、最も『かつぢ』らしさが出ている様なきがします。
戦前戦後にかけて描く『かつぢ』の少女達は様々と変化して行きますが、、
このタイプのユーモアタッチの絵が『かつぢ』ならではないでしょうか。
本人も大変ユーモアーに富んだ人物でした。

msion 投稿日:2006年12月 7日(木)
「愛の魂」ロッシー・秀子作 久晃堂 昭和22年3月発行。
珍しく右向きの横顔で、描き方もリアルなタッチですね。

msion 投稿日:2006年12月 8日(金)
絵を目当てに集めるだけで、中を読む事はありません。
ただひとつだけ、あまりに可愛らしいものがあったので、
読んだものがありますが、それは今度タイミングを見て貼り付けますね。
「美しき虹」吉田絃二郎著 東光出版社 昭和23年11月発行。

msion 投稿日:2006年12月 9日(土)
「光はいづこに」横山美智子著 新浪漫社 昭和23年10月発行。

msion 投稿日:2006年12月10日(日)
「みどり輝く」横山美智子著 文陽社 昭和24年2月発行。
素敵な絵ですね!

msion 投稿日:2006年12月11日(月)
「続チビ君物語」由利聖子著 東和社 昭和24年2月発行。

msion 投稿日:2006年12月14日(木)
「友情の曲」横山美智子著 太和堂 昭和23年9月発行

msion 投稿日:2006年12月15日(金)22時55分17秒 返信・引用
「若草物語」矢田津世子訳 金の星社 昭和24年4月号

msion 投稿日:2006年12月16日(土)
「パパおしょうさま」紅ゆり子著 文陽社 昭和24年7月発行
如何ですか!すばらしいですね~~
全てmsion様のコレクションのほんの一部なんです。
まだまだありますが、今日はこの辺で、、
良かったよ!って思って下さったら、ポッチっと押して下さると嬉しいです!
- 2007/11/07(水) 22:20:58|
- かつぢ装丁集より
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msion 投稿日:2006年11月17日(金)
「深山の乙女」大泉書店 昭和24年7月発行。

msion 投稿日:2006年11月19日(日)
「ゆく春の物語」金の星社刊、昭和24年2月発行。
昭和23.4年頃というのは、今では考えられない事ですが、少女小説ブームだったのです。
年間千点近くも、新刊再版が出版されていました(少女小説だけで、ですよ!)
でもこのブームも昭和30年を境に、シャボン玉みたいにはじけてしぼんでしまいました。
それは丁度少女雑誌が、読む雑誌から見る雑誌へと、方向転換する時期でもありました

msion 投稿日:2006年11月20日
「野辺の子等」新浪漫社、昭和25年1月発行。
著者松田瓊子は23歳で夭折した少女作家です。
生前には唯一「七つの蕾」を刊行していますが、亡くなって10年程も経った終戦直後に
中原淳一の目に留まり、ヒマワリ社から「紫苑の園」「香澄」「サフランの歌」など、相次いで出版されてロングセラー作家となります。
皇后美智子様のお話相手として有名な神谷美恵子さんを、生涯の友とした女性でした。

msion 投稿日:2006年11月21日
「お人形の歌」東和社 昭和24年2月発行。
昭和22年に「ひまわり」に再録連載されました。
その時の挿絵も松本かつぢでした。

msion 投稿日:2006年11月22日(水)
「月の悲歌」ツキノエレジーと読みます。
新浪漫社 昭和25年1月発行。

msion 投稿日:2006年11月25日
写真は「三つの誓」新浪漫社 昭和23年12月発行。
真杉静枝の少女小説って珍しい。

msion 投稿日:2006年11月27日(月)
「帰らぬ母」金の星社 昭和24年1月発行。

投稿日:2006年11月28日(火)
昭和24年頃は少女小説ブームだったと、前に書きましたが
東和社は一般の少女小説の他に「吉屋信子少女小説選集」と云うのを
次々に発売して、大変な人気だったようです。
(この選集の装丁は全部、松本かつぢ絵でそれは後ほど紹介して行きます)
ひとりで何点も注文する少女たちが居たのでしょうポイント制みたいなのがあったらしく
この「可哀想な子」は非売品で、そういった沢山、東和社の本を買った人に
無料で配ったようです。
ですから発行日も値段も付けてありません

msion 投稿日:2006年11月29日
「宝塚スター物語」実業之日本社 昭和24年5月発行。
今までご紹介した14点の中でこの本だけが、唯一ハードカバーです。

msion 投稿日:2006年12月 2日(土)
「乙女のあこがれ」日本学芸社 昭和24年3月発行
- 2007/10/25(木) 18:34:50|
- かつぢ装丁集より
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旧HPの掲示板にとっても素敵な投稿をして下さっていた方。
投稿ネーム”msion”さんの『かつぢ全集』を少しずつUPします。
私も見た事の無い物ばかりでした!、、大切に大切に保存してります。
『吉屋信子』さんの何冊かは復刻で出ている物もありますが、、殆どが初めて目にする物でした。
msion 投稿日:2006年11月12日(日)22時48分1秒
かつぢ先生の本の装丁を、出来るだけ沢山ご紹介したいです。
「黒板ロマンス」東和社 昭和23年9月発行。

msion 投稿日:2006年11月13日
少女の群像を描かせたら、かつぢ先生ピカイチ(古い?)ですよね。
「女学生時代」東和社 昭和23年12月発行

投稿日:2006年11月14日(火)
江間章子作「ささやきの小径」新浪漫社 昭和24年5月発行

投稿日:2006年11月15日(水)12時36分21秒
昭和20年代後半にベストセラーになって、鰐淵晴子主演、原節子共演で
映画化されたのが、昭和30年でした。
そのベストセラーになる前の、別の出版社で最初に出されたのがこの本でした。
「ノンちゃん雲に乗る」大地書房、昭和24年3月発行。

msion 投稿日:2006年11月16日(木)19時09分24秒 返信・引用
「乙女の港」少女小説の頂点でしょうか。
云わずと知れた川端康成の名作です。昭和13年頃「少女の友」に連載され、
中原淳一の挿絵と共に大変な人気を得ました。
その当時の「少女の友」の編集長が、戦後「東和社」を興しその関係でいち早く
戦後版として単行本化されたものだと思います。
「乙女の港」東和社、昭和23年3月発行。

如何ですか?圧巻でしょ~~次回をお楽しみに


- 2007/10/24(水) 21:50:59|
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