msion 投稿日:2006年11月17日(金)
「深山の乙女」大泉書店 昭和24年7月発行。

msion 投稿日:2006年11月19日(日)
「ゆく春の物語」金の星社刊、昭和24年2月発行。
昭和23.4年頃というのは、今では考えられない事ですが、少女小説ブームだったのです。
年間千点近くも、新刊再版が出版されていました(少女小説だけで、ですよ!)
でもこのブームも昭和30年を境に、シャボン玉みたいにはじけてしぼんでしまいました。
それは丁度少女雑誌が、読む雑誌から見る雑誌へと、方向転換する時期でもありました

msion 投稿日:2006年11月20日
「野辺の子等」新浪漫社、昭和25年1月発行。
著者松田瓊子は23歳で夭折した少女作家です。
生前には唯一「七つの蕾」を刊行していますが、亡くなって10年程も経った終戦直後に
中原淳一の目に留まり、ヒマワリ社から「紫苑の園」「香澄」「サフランの歌」など、相次いで出版されてロングセラー作家となります。
皇后美智子様のお話相手として有名な神谷美恵子さんを、生涯の友とした女性でした。

msion 投稿日:2006年11月21日
「お人形の歌」東和社 昭和24年2月発行。
昭和22年に「ひまわり」に再録連載されました。
その時の挿絵も松本かつぢでした。

msion 投稿日:2006年11月22日(水)
「月の悲歌」ツキノエレジーと読みます。
新浪漫社 昭和25年1月発行。

msion 投稿日:2006年11月25日
写真は「三つの誓」新浪漫社 昭和23年12月発行。
真杉静枝の少女小説って珍しい。

msion 投稿日:2006年11月27日(月)
「帰らぬ母」金の星社 昭和24年1月発行。

投稿日:2006年11月28日(火)
昭和24年頃は少女小説ブームだったと、前に書きましたが
東和社は一般の少女小説の他に「吉屋信子少女小説選集」と云うのを
次々に発売して、大変な人気だったようです。
(この選集の装丁は全部、松本かつぢ絵でそれは後ほど紹介して行きます)
ひとりで何点も注文する少女たちが居たのでしょうポイント制みたいなのがあったらしく
この「可哀想な子」は非売品で、そういった沢山、東和社の本を買った人に
無料で配ったようです。
ですから発行日も値段も付けてありません

msion 投稿日:2006年11月29日
「宝塚スター物語」実業之日本社 昭和24年5月発行。
今までご紹介した14点の中でこの本だけが、唯一ハードカバーです。

msion 投稿日:2006年12月 2日(土)
「乙女のあこがれ」日本学芸社 昭和24年3月発行
- 2007/10/25(木) 18:34:50|
- かつぢ装丁集より
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旧HPの掲示板にとっても素敵な投稿をして下さっていた方。
投稿ネーム”msion”さんの『かつぢ全集』を少しずつUPします。
私も見た事の無い物ばかりでした!、、大切に大切に保存してります。
『吉屋信子』さんの何冊かは復刻で出ている物もありますが、、殆どが初めて目にする物でした。
msion 投稿日:2006年11月12日(日)22時48分1秒
かつぢ先生の本の装丁を、出来るだけ沢山ご紹介したいです。
「黒板ロマンス」東和社 昭和23年9月発行。

msion 投稿日:2006年11月13日
少女の群像を描かせたら、かつぢ先生ピカイチ(古い?)ですよね。
「女学生時代」東和社 昭和23年12月発行

投稿日:2006年11月14日(火)
江間章子作「ささやきの小径」新浪漫社 昭和24年5月発行

投稿日:2006年11月15日(水)12時36分21秒
昭和20年代後半にベストセラーになって、鰐淵晴子主演、原節子共演で
映画化されたのが、昭和30年でした。
そのベストセラーになる前の、別の出版社で最初に出されたのがこの本でした。
「ノンちゃん雲に乗る」大地書房、昭和24年3月発行。

msion 投稿日:2006年11月16日(木)19時09分24秒 返信・引用
「乙女の港」少女小説の頂点でしょうか。
云わずと知れた川端康成の名作です。昭和13年頃「少女の友」に連載され、
中原淳一の挿絵と共に大変な人気を得ました。
その当時の「少女の友」の編集長が、戦後「東和社」を興しその関係でいち早く
戦後版として単行本化されたものだと思います。
「乙女の港」東和社、昭和23年3月発行。

如何ですか?圧巻でしょ~~次回をお楽しみに


- 2007/10/24(水) 21:50:59|
- かつぢ装丁集より
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かつぢは晩年(昭和46年)静岡県の中伊豆にアトリエ『稚筍房』を建てて移り住み。
竹細工の玩具やお人形を次々と考案し地元の農家の人たちに郷土の土産として制作する事をすすめました。その一連の活動が認められ静岡県から表彰されました。『松本かつぢの世界』より

『萬次郎萬三郎』近くの山の名前から、、

天狗の面

おさるのペン立て


トーテムポールのペンダント
- 2007/10/20(土) 22:57:27|
- 可愛いね!
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かつぢファンの皆様こんにちは。
かつぢの孫のひとりであります「雅」です。(孫は沢山います。)
今回、私が製作した新しいかつぢのウェブサイトはいかがですか?
これからもかつぢの作品やエピソードなどを
沢山のコンテンツを紹介していきますので、時折ご覧ください。
さて、当ブログは、ゆかりのある人たちからの思い出話や楽しいエピソードを募集していますので、
まずは、トップバッターとして、サイト製作者自らが記事を書かせていただきます。
つまらぬ内容ですが、しばし、お付き合いください。
祖父「パポちゃん」の思い出
私が生まれた昭和47年、祖父は68歳。叙情画や漫画の世界から引退してから久しく、
中伊豆にアトリエ「稚筍房」を立ち上げた翌年ということになります。
私は、そのアトリエのそばで幼少期を過ごしましたので、
晩年の祖父に最も身近かにいたことになります。
残念ながら、小さな頃の記憶は鮮明ではなく、祖父と遊んだことや生の会話はあまり憶えていません。
また、祖父が偉大なアーティストであることも、当時は気にしたこともありませんでした。
もっとも老いた祖父は、後年記憶も朧でしたから、私がいっちょまえに口が利ける年頃には
もうあまり会話をすることができませんでしたが・・・
ですから、私の中の祖父の記憶とは、祖父本人から受けたリアルな記憶よりも
古いアルバムや8mmフィルム、あるいは親類によって語られる人エピソードから
出来上がったものなんだと思います。
あえて記憶を探すならば、
洋服の糸くずやシワを気にする姿。かんしゃくをおこして、お出かけをフイにすること。
ハンチング、色眼鏡、手元にはタバコかパイプというお決まりのアイテム。
1センチでも筆を動かしたら後で気づかれてしまうだろうというくらい整然としていた部屋。
兄と使っていた子供部屋にかけてあった祖父の童画。
それと、渋くって子供には理解できないけれど、とにかく立派だと思えた家具や美術品。
などでしょうか。
祖父が亡くなってから、20年余。
古いソファ、マフラーなどが手元にあるんですが、どれも自分の好みにぴったりで今も大切にしています。
大人同士の会話が叶わなかったた自分は、
祖父愛用の品々に触れることで、美意識や世界観などについて語りあっています。
それは祖父の作品を見ることよりも濃厚であり、また画家かつぢではなく、
祖父「パポちゃん」※との見えない会話みたいだと考えています。
現在、私は中国や韓国の古い家具を扱う仕事をしていますが、
祖父もまた、若き日に、中国上海を旅し、その大陸の雄大さに感激したようですし、
李朝の木工や磁器などを愛し、よく買い求めたと聞きます。
絵の才能はどうやら遺伝してないようですが、このあたりの趣向は
ちょっぴり受け継いでいるようです。
「パポちゃん、どう?僕の趣味。」と聞いてみたいものです。
※「パポちゃん」とは、家族みんなが呼んだ祖父の愛称でした。
次回、機会があれば、8mmフィルムを公開したいと思っています。
ご拝読ありがとうございました。
再見
- 2007/10/17(水) 23:32:18|
- 思いで
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昭和の初期から35年もの長きにわたって、当時の少女雑誌に連載され、沢山の少女に愛された、、連載マンガ
『くるくるクルミちゃん』をご紹介します。

それぞれに描かれたクルミちゃん達は、絵はがきになったり、便箋の表紙になったり、、昭和の可愛いキャラクターとして大活躍をしました。


- 2007/10/17(水) 15:00:45|
- 漫画より
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北海道よりみえたお客様の話、、
『どうしても出会いたい絵があるんです』って、、、
まだ暑いさなかにギャラリーを訪ねていらしゃいました。
伯母さまが持っていた『ひまわり』に掲載されていた『チント君』と言う絵だそうです
確か見た事が、、、然しその時には見つけられず、、
ごめんなさいと!
後日とうとう探し当て、、コピーして北海道迄お送りしました
大変喜んで頂き、、今日、再度来館して頂きました。
その『チント君』とは戦争前に我が家に山形から来てくれていた、ねーや君の名前だったんです。
『チント君』を掲載しましたので、、どうぞご覧下さい。
- 2007/10/17(水) 08:15:49|
- 未分類
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昨日は秋の新企画『我ら動物みな兄弟』をテーマに『ギャラリー松本かつぢ』が開館しました。
かつぢの描くユーモアー溢れる動物たちを展示しています。
この看板が見えて来たら、、ギャラリーはもうすぐです!!
そのまま庭に中に入って来て下さい
第一号のお客様が見えました!!
とっても素敵な女性で、素敵な絵グログを運営していらっしゃいます。
是非ご紹介したくてアドレづをご紹介しますね。
『二子玉川 de ぼちぼち絵日記』
http://blog.goo.ne.jp/nikotama-life
- 2007/10/17(水) 07:57:36|
- 嬉しい事
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